Amazonで出品アカウントを作るときに、
大口出品と小口出品の2つの出品方法があります。
とくに初心者でネットショップ運営が未経験の方は、
どちらを選択するかが悩むポイントです。
そこで今回は、Amazonで販売するにあたり、
- 大口出品
- 小口出品
「それぞれどんな違いがあるのか?」
「自分が販売するとしたら、どちらのプランが最適なのだろう?」
それぞれの違いや特徴を深掘りしていきます。
■目次
【徹底比較】Amazon販売は、大口出品と小口出品のどちらを選べばいいのか!?
大口出品と小口出品の特徴
はじめに、大口出品と小口出品の違いを
表にまとめましたのでご覧ください。
小口出品 | 大口出品 | |
対象 | 月平均、商品を50点未満販売する人 | 月平均50点以上販売する人 |
料金 | 商品ごとに100円+販売手数料 | 月額4900円(固定)+販売手数料 |
特別機能 | なし |
一括出品ツール 注文管理レポート 提供する決済方法の種類 独自の配送料金の設定 お届け日時指定の設定 多様の決済方法の提供 |
オプションサービス | なし |
スポンサープロダクト広告 法人向け販売 マケプレプライム |
提供できる決済方法 |
クレジットカード アマゾンギフト券 アマゾンショッピングカード 請求書払い 携帯決済 |
クレジットカード アマゾンギフト券 アマゾンショッピングカード 請求書払い 携帯決済 コンビニ決済 代金引換 Edy払い |
料金
大口出品と小口出品との違いで、一番目を引くところは月額の利用料金です。
大口出品 = 月額4900円(税別)
小口出品 = 月額無料
パッと見たかぎり、
「月額無料なので小口出品がいいのでは?」
と即断してしまいがちです。
ただ、小口出品は商品が売れるごとに、基本成約料がかかってきます。
この基本成約量は、1点売れるごとに100円かかります。
大口出品では、月額4900円(税別)かかりますが、基本成約料が無料です。
そのため、1カ月に50点以上売れる見込みのある商品があれば、
大口出品を選択したほうが利益が残る計算になります。
月平均で50点以上売る自信がない方は、小口出品がオススメです。
購入者へ提供できる決済方法
大口出品は、小口出品と比べて決済方法が豊富です。
2019年10月からスタートしたキャッシュレス・消費者還元事業(2020年6月で終了)の影響で、キャッシュレス化がずいぶんと進みました。
しかし、年配者を中心に現金派という方もまだまだ多いのも事実です。
大口出品だけの決済方法として、
- コンビニ払い
- 代金引換
を選択できるのは大きなメリットですので、たくさんの商品数を扱う方には有利に働くことになります。
新規出品
Amazon販売は、Amazonマーケットプレイス上に
すでに存在する商品カタログに出品するのが基本です。
小口出品のプランは、すでに存在する商品カタログに出品する形になります。
将来、OEM商品(他社ブランドの製品を製造すること)を販売しようとした時に、
新規にカタログが作れないために小口出品では出品することができません。
その点、大口プランではAmazonマーケットプレイス上で売られていない商品でも
出品することが可能です。
自分だけしか販売する権利のないメーカーやブランドなどが出品できます。
相乗り出品でライバルが増える心配がないので、
売上を爆発的に加速させることもできますよ。
法人向け販売機能
Amazonでは、法人向けのビジネスアカウントの利用者も増えてきています。
大口出品では、法人価格や数量割引を設定できる機能も用意されています。
定期購入やまとめ買いによる売り上げ拡大が期待できます。
マケプレプライム
マケプレプライムは、Amazonの商品カタログページに
『プライムマーク』が表示されて小口出品者の商品に比べて、
カートが取りやすくなります。
お急ぎ便無料、配送料無料に設定することができるので
小口出品者と差別化を図れます。
Amazonでは、カートが取得できないと
商品がたいへん売りづらいので、このメリットは大きいです。
カートボックス獲得の権利
先ほどのマケプレレプライムでも書きましたが、
Amazonではカートボックスが獲得できるかどうかで、
売れ行きが大きく左右されます。
![](https://ryofeelalive.com/wp-content/uploads/2020/07/0728-2.jpg)
小口出品者は、大口出品者に比べてカートボックスが獲得しづらいので
販売している商品に大口出品者がいた場合は、大いに不利になります。
購入者はカートを獲得している商品の価格しか見ない人がほとんどなので、
カートを取れないかぎり、いつまでたっても商品が売れないことも多いのです。
アップロードによる一括出品登録
Amazonで商品を販売する時は、商品登録を1点ずつ行うのが一般的です。
一括出品登録を利用すれば、数多くの商品をまとめて出品することができます。
僕も実際に、この一括出品登録の方法を使っていますが
一度使ったらやめられないほど時間が短縮できますのでおススメです。
反面、取り扱う商品が少ない方は小口出品を選択しても問題はありません。
![](https://ryofeelalive.com/wp-content/uploads/2020/07/3142686_m.jpg)
大きく稼ぐならFBAを利用しよう
月平均で50点以上の注文が見込めるなら、大口出品を選択しましょう。
大口出品は、売上拡大に欠かせない機能や
- アップロードによる一括商品登録
- 新規出品
- カートボックス獲得の権利
などが利用でき、出品や売上を管理するために大変便利です。
小口出品よりも特別機能やオプションサービスが多く用意されているので、
売上を伸ばすための必要経費と割り切って考えることも必要です。
個人で本格的にせどり・転売を始めるならば、FBAを利用することを僕はおすすめします。
FBAとはかんたんに説明すると、在庫管理から配送までの業務をAmazonが行ってくれるというものです。
FBAについては、コチラの記事に詳しく書いてあります。
よろしければあわせてご覧ください。
AmazonのFBAの仕組みを解説!FBAを利用する5つのメリットとは!?
まとめ
大口出品と小口出品のそれぞれの特徴や違いを解説してきました。
Amazonでは、ご自身が思い描いている販売戦略に適した出品方法を
選択することができるということを理解していただけましたか?
小口出品
- モノを売るということを体験したい
- 手始めにせどりの基礎を学びたい
- 月平均50点未満の商品を販売する
大口出品
- 月平均50点以上の商品を販売する
- 特別機能やオプションサービスを利用して本格的に取り組みたい
- カートボックス取得率を上げてガンガン売り上げを伸ばしたい
大口出品と小口出品は後から変更することも可能です。
悩んでいて踏ん切りがつかない人も、
「考えすぎずに、まずは始めてみる」
ことも、人生を変えるためには大切なポイントですよ。
≪あわせて読みたい≫
コメントを残す