こんにちは、リョウジです。
リサーチをしていて、利益が出る商品を見つけたのはいいけれど、
とパソコンの前で考え込んでしまい、固まってしまうことはありませんか?
コンサル生からの質問でも、仕入れ判断に関する質問を数多くいただきます。
僕もせどり初心者の頃は、首をかしげて立ち止まってしまうこともありました。
仕入れ判断は、はっきりした正解がないので自分に合った基準を決めることが大切です。
自分なりに仕入れマニュアルを作成するイメージですね。
作成してしまえば、あとは基準に満たす商品を仕入れすればよいので、悩む機会も減りストレスもたまりません。
不良在庫を抱えて資金繰りの悪化を招くことのないように、ぜひ今回の記事で仕入れ基準の決め方を学んでくださいね。
■目次
仕入れの判断基準はどのように決めるか!?
リサーチしている時に、この商品を
- 仕入れるか?
- 仕入れないか?
を決めるには自分に合わせたルールを作っておくと迷わなくなります。
仕入れ判断基準を定めておくと線引きできるので、すぐに決断を下せます。
仕入れ資金
副業を始める時は、大半の人ができるだけ資金をかけたくないと考えています。
わかりやすく説明すると、クレジットカードで仕入れをした場合は翌月の引き落とし日までに商品が売れて入金されているのが理想です。
ということは、1カ月以内に売れる可能性が高い商品を仕入れないといけません。
資金にゆとりがない人は、翌月の引き落とし日が迫ってくると残高が気になって作業に集中できませんし、胃がキリキリして心臓に悪いです。
仕入れに使える金額はいくらまでなのか?
クレジットカードの支払いはいつなのか?
何月何日にいくら入金されるのか?
資金の流れをしっかりと頭に入れて仕入れをしなければいけません。
僕は売上をどんどん伸ばそうと意気込んで仕入れをしてしまい、翌月の引き落とし額の多さに目の玉が飛び出そうなぐらいビックリした苦い経験があります。
Keepaグラフで売れ行きを確認
仕入れた商品が売れないことには、資金が枯渇してしまうのでリサーチの段階で
Keepaグラフでしっかり確認しておきましょう。
Keepaグラフの見方については、コチラの記事に詳しく書いてあります。
よろしければ、あわせてご覧ください。
⇒Keepaの設定から使い方まで解説!資産構築で仕入れを自動化しよう!
ちなみに僕がせどりを始めたころ、
①直近3か月間で10回以上売れている
②見込み利益率 = 15%以上
③ライバルの人数で仕入れ個数を予測
④1点の見込み利益額 = 500円以上
このようなルールを守って仕入れしていました。
仕入れ判断基準を決めるまでは、仕入れるか仕入れないかを決めるまで悩む時間が長くて非効率なやり方をしてしまっていました。
頭の中もモヤモヤして集中力も乱れがちでしたが、ルールをバシッと決めてからは次から次へと商品をリサーチするテンポもよくなり、仕入れ量も格段に上がりましたよ。
①直近3か月間で10回以上売れている

3カ月平均で、最低10個は売れていないと1カ月以内に売れる確率は低くなります。
資金に余裕がない方は、さらにきびしい基準にして売れる確率を上げるように臨機応変に対応しましょう。
また、同じコンディションで出品者数が何人いるのか確認してから判断するようにしてください。
出品者数が多いとカートが回ってくるまで時間がかかってしまい、最安値でもなかなか売れないこともありますので注意が必要です。
②見込み利益率 = 15%以上
物販で稼ぐには、資金力によって利益率の決め方も重要です。
月に500万、1000万と売り上げるセラーは利益率が多少悪くても問題ありません。
でも、物販をせどりから始めたばかりで売上が少ない方は、利益率を上げないとお金は増えづらいです。
最初のうちは経験が足りないので、商品の適正価格を予測するのが難しいです。
3000円で購入できる商品を6000円で売ろうと考えて仕入れたけど、実際に売れた価格は5000円だった・・・
というのはよく起こります。
そのため、利益率が10%取れると見込んで商品を仕入れたところ、価格が下落して5%の利益率しか残らなかったということも多々あるわけです。
予想した最高値で売れることは少ないので、最初のうちは利益率を高く設定しておくほうがよいです。
在庫商品や送料などの経費を考慮すると、薄利運営だと通帳の残高が増えていかないでしょう。
③ライバルの人数で仕入れ個数を予測

ライバル(他の出品者)の人数で仕入れ個数を予測するには、自分が出品するコンディションに対して何人いるかをチェックしましょう。
自分が新品コンディションでFBA出品するなら、該当する条件でライバルが何人いるか確認すればいいわけです。
※FBAについては、コチラの記事に詳しく書いてあります。
よろしければ、あわせてご覧ください。
⇒『AmazonのFBA納品を解説!商品が飛躍的に売れるようになる5つのメリットとは!?』
例えば、3カ月で10回ぐらい売れている商品にたいして、他の出品者が10人いれば1カ月以内に売り切るのはきびしいですよね。
なので、ライバルの人数と売れ行きを考えて、仕入れた商品数がいつまでに何個売れるかを予測して仕入れることが大切です。
※ここで注意点
評価数が1000以上の業者が出品している場合、カートが取りづらいうえに躊躇なく値下げしてくることがあります。
そのような業者がいたときは、仕入れ個数を少なめにしてリスク回避するほうが賢明です。
④1点の見込み利益額 = 500円以上
1個売れた時の利益額は、最低500円以上残る計算で僕は仕入れしていました。
販売手数料や送料、梱包発送にかかる労力を計算に加えると1個売れた時の利益が少額だと割に合いません。
利益額が少ない薄利多売戦略だと一人でやるのは疲れてしまうので、だんだんとせどりが楽しくなくなってしんどくなってきます。
あっ、手伝ってくれる親族や外注さんがいれば話は別ですよ。
それぞれの環境にあわせて作戦を立てていきましょうね。

不良在庫を少なくして、利益を伸ばしていく秘訣は!?
適正価格を見極める
先ほども少し書きましたが、仕入れた商品が予測どおりに売れるかどうかは値付けが大事です。

上図の商品は、Amazon本体が在庫を持っている時の価格と比べると価格が高騰しています。
赤丸で囲んだ最高値で売れるだろうと見込んで仕入れた商品は、実際に最高値で売れる可能性は低いです。
価格設定が高すぎるために売るチャンスを逃し、気づいたときには値下がりしてしまっていることはよく起こります。
この値付けの問題は、何度も売買を経験をするうちにわかってきますので、現状でできることを考えましょう。
最悪何円で売れて、利益がどれぐらい残るのか!?
を計算してから仕入れるようにすると、利益はしっかり残りますよ。
仕入れ個数は少なめに
最初のうちは、勢いでついつい多く仕入れしてしまいがちです。
「あっ、3個仕入れたけどもう売り切れた!もっと仕入れておけばよかった」
と残念がるよりも、
仕入れた商品数を全て売り切ったという事実の方が、キャッシュフローを円滑に進めるためには大事なことです。
3個仕入れた商品が2個しか売れず、残りの1つは売れずに不良在庫になってしまうほうが怖いです。
売れる感覚を身につけるまでは、よっぽど回転がいい商品以外、
1個しか買わないという仕入れ条件を決めるのも利益を膨らましていくために有意義な戦略です。
堅く稼ぐためには、
「とにかく仕入れた商品は1か月以内に売り切るんだ!」
という強い意志も、スタートしたばかりのころは特に必要ですよ。
市場在庫の状況
リサーチをしている段階で、
- 仕入れ対象商品がどれだけ市場に出回っているか
- 他に何店舗が安い価格で購入できるのか
を調べることは、とっても大事になります。
自分以外にあと何人ぐらいライバルが増えるのかを予測できないと、出品者増加による価格破壊が起きる確率が高くなります。
まとめ
仕入れ判断基準を決めて売り抜くまでの技術を磨くことは、売り上げを伸ばしていくためには欠かせません。
慣れないうちは、自分が決めた仕入れ判断項目をプリントアウトして、目に入る場所に掲示しておく方法をおススメします。
無理して仕入れ個数を多くしたり、間違った値付けで販売してしまうと資金繰りがうまくいかなくなります。
不良在庫を抱えないように、最悪でもどれぐらいの価格で何個売れるのかを、よく考えてから仕入れを行うようにしましょう。
毎月の売上や利益を分析していくうちに経験値が上がり、仕入れてから売り抜くまでのストーリーがどんどん理想に近づけるはずですよ。
さあ、物販で稼いで充実した生活を送るために、さらに高みを目指していきましょう!
「う~ん!仕入れるべきかどうか迷うなぁ!?」